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① 馬駆け

所在地千葉県市川市曽谷(春日神社)
年代伝承
登場記録者
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

馬のことで記憶しているのは、正月二日の日に馬の駆け足競争があったことだという。春日神社のところでやったもので、その当時は家々に馬を持っていたから、その人たちが出て春日神社の前の通りを走らせた。神社の前はみな畑原で、十二、三頭ほどが出、長さは軒数にすると二丁ほどあった。まっすぐ行く道と横に行く道の両方があり、横に行く道の方が走るのが全体まで見えて立派だったという。賞品はなく、ただ皆に一等になったというだけだが、毎年行われた。

原典より

馬の事で記憶してんのはね、正月二日の日にね、馬の駆け足競争があっただね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

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