袖掛け松
どんな伝承か
宮久保の急な坂に、かつて袖掛け松と呼ばれる松があった。この坂で転んだ者は祟りを避けるため片袖を切って松の枝に掛ける習わしがあり、松にはいつも二、三の袖が下がっていたという。大正の頃のこととして話者は語り、後にこの松を伐採した際にも怪我人が出たという言い伝えが残る。急な坂道でつい足を滑らせる者が多く、その戒めとしてこの習わしが長く守られてきたのだという。
原典より
2 美女ヶ崎八幡1 因縁のあるとこ新田1 三本松と腹切りIII 昔話1 二宮金次郎2 桃太郎3 いんねえのじゅえむどん(1)―田の草取り—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成初期刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成初期刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第6集』を全140話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。