骨が出た外卵塔の大きな塚
どんな伝承か
ソトラント(外卵塔)は高く盛り上がった大きな塚だった。マタベの物置に土方が泊まり込み、その土をトロッコで川端という字へ運び出したところ、骨や穴が次々に出てきて、とても恐ろしかったと話者は語る。子供のころはそのそばで遊んだが寂しい所で、奉免から曽谷の家へ嫁いできた人は通るのを嫌い、話者の実家の庭を抜けて行ったという。別の話者によれば、寺の墓地の外にあったのでソトラントと呼び、村の墓はムラノラントと言った。寺の土地だったが売られてしまい、昔は病気で死んだ動物なども焼いた場所だという。
原典より
13 ホシッパタ14 井戸15 飲み水16 エエとスケ17 エエッコ18 源蔵梨19 越後の毒消し売り20 目下をいうことば21 子守りで行かなかった小学校—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。