真間の手児奈
どんな伝承か
万葉集に詠まれた市川市真間の処女、手児奈は質素な身なりながら花のような笑顔で人々に慕われたが、人の世のはかなさを悟り自ら海に身を沈めたと伝わる。真間の亀井院には手児奈が水を汲みに来たという真間の井があり、彼女に思いを寄せた芦が片方だけ枯れたという片葉の芦の伝承も残る。この井から流れる涙川は鏡が池に注ぎ、手児奈が姿を映したという言い伝えがあり、手児奈霊堂に祀られている。
原典より
市川市真間に手児奈という処女がいたという伝説が、万葉集にある。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。