千葉の一諾
どんな伝承か
石橋山で敗れた源頼朝は安房に逃れ再起を期し、安達盛長を使者として下総の千葉介常胤のもとへ書状を送った。治承四年九月九日、常胤は居城猪鼻城で盛長を迎えたが、初め沈黙を守り、傍らにいた子や孫に促されてようやく参陣を快諾した。盛長が帰って報告すると頼朝は喜び、常胤を父のごとく敬うようになったと伝わる。世にこれを千葉の一諾という。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。