成田山不動本尊
どんな伝承か
新勝寺の不動明王像は、弘法大師が刻んで京都神護寺に安置されていたものという。平将門の乱の折、朝廷の命を受けた寛朝僧正がこの像を奉じて下総に下り護摩を修すると将門調伏の霊験があったが、京へ持ち帰ろうとすると像が急に重くなり動かなくなったため、この地に留め置かれ新勝寺が開かれたと伝わる。後年、力士桂川力蔵がこの不動に二十一日の断食祈願をして怪力を授かり、父の仇を討ったという霊験も伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。