入学した高校と同じだった初夢
どんな伝承か
練馬区の中学三年生が、高校受験の年に初夢を見た。中学の友達が「一緒においでよ」と誘い、ついて行くとクリーム色の五階建ての建物があった。窓から友達に呼ばれ、ピョーンと飛び上がって五階の窓から入ると、そこは教室で、自分は窓際の席にいた。次に畑の中の車の多い道を歩き、遠くに登る太陽がまぶしく光っていた。三月に高校へ入ると、初夢そっくりの道を歩き、太陽がまぶしく、校舎も夢と同じで教室は五階、席は窓際だったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)
『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。