猫のアウシュビッツと呼ばれた施設
どんな伝承か
一九八三年三月一日、自然と動物を考える会の事務局長ら四人が、東京都の環境衛生部長と獣医衛生課長に面会した。大田区城南島にまもなく開かれる動物管理センターについて問いただすためである。何のための施設かと問えば愛護のためだと答えるが、どう飼うのか、何日置くのか、月に何頭になるのかは決まっていないという。ガス室と焼却炉の図面を求めても見せようとしない。四月一日に開所すると言いながら愛護の計画は白紙で、殺す設備だけはすぐできる。事務局長はそう憤ったという。
原典より
○**群馬県碓氷郡松井田町**。—— 現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)
『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。