猫の肉という噂のハンバーグ店
どんな伝承か
戦争が激しくなったころ、語り手は東京駅の近くの会社に勤めていた。神田のあたりにハンバーグを食べさせる店があり、そんなものが口に入る時代ではなかったから、狂喜して何度も通った。ところがその店はやがて閉じてしまった。しばらくして、あの店は猫の肉を使っていた、裏口へ回ると猫の首が転がっていた、という噂が立ち、思い返してぞっとしたという。
原典より
○**群馬県碓氷郡松井田町**。—— 現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。