軍歌をうたう先生の夢と訃報
どんな伝承か
昭和六十年三月二十四日のあけがた、夢をみた。外語大で教わった先生の夢である。先生は軍歌をうたっている。おかしいなあと思っていると、その先生が亡くなったという知らせが入った。息を引きとったのは、同じ二十四日の午前二時であったという。東京都北区滝の川に住む宮廻和男が寄せた、夢による死の知らせの一例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。