東山温泉街道の近藤勇の墓
どんな伝承か
戊辰の傷跡がいまも残る会津若松に、なぜか新選組隊長近藤勇の墓がある。記録の上では近藤の墓は東京・三鷹市の竜源寺にあるとされ、板橋の刑場跡にもあるといわれるので、合わせて三か所に存在することになる。会津のものは、副長の土方歳三がこの地で官軍と戦っていたことから、彼の手で建てられたのではないかと推測されている。ただ近藤自身は流山で捕らえられて板橋で処刑され、首は三条河原にさらされたと伝わるため、誰が墓を建てたのかは謎に包まれたままである。墓は東山温泉へ向かう街道の左手にある寺の裏山に立ち、戒名と丸に三つ引きの近藤家の家紋が刻まれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。