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蛇と蜂の喧嘩で蜂が勝つ

所在地栃木県足利市
年代昭和5年10月
登場附近の住民
出典日本怪奇集成-明治大正昭和篇

どんな伝承か

昭和五年九月、足利市の農業倉庫前に立つポプラの木の上で、一匹の山カガシという蛇と足長蜂とが争いを始めた。蜂は蛇の目を狙って飛びかかり、蛇は尾を振って応戦し、一時間近くも死闘が続いた。やがて蛇は目をやられて樹上から落下し、蜂の勝ちとなった。この蜂は数日前にも燕と大喧嘩をして勝っていたといい、近所の人々は何かの前兆ではないかとしきりに御幣を担いで心配していたという。

原典より

こうして、一時間近くも争いはつづいたが、そのうち、蛇は眼をやられたので、ついに樹の上から墜落して、蜂の勝ちとなった。—— 日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方 編著)

『日本怪奇集成-明治大正昭和篇』は、富岡直方が編んだ怪奇実話集である。明治元年から昭和七年までに各地で起きた幽霊や狐狸の怪、畸形や奇病、天変や奇瑞、世相の珍事を、当時の新聞・雑誌の記事と筆者自身の聞き書きから集めている。明治・大正・昭和の三篇に分け、話ごとに年月を掲げて通し番号を振り、新聞記事を引いたうえで紙名を末尾に添える形を基本とする。

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