仏壇の前で数珠をくる盛岡の市子
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どんな伝承か
日本にも死者と交通する霊媒は古くからあり、ことに関東から奥羽にかけて流行した口寄せや神子は、こうした交通を職業にしていた点で有名である。家に死亡事件があった時や初七日などにその家へ招かれ、弓を前に飾って弦をたたきながら、死者の生前の行状から今の地獄極楽の有様までを述べたてた。ところが著者が自ら調べたところ、当時なお盛岡市に盛んに行なわれていた口寄せ、または市子たちは、失神状態には入らず、仏壇の前で弓の代わりに数珠をくり、哀調を帯びた亡者の語の決まり文句を、覚醒したまま一種の調子で歌い出すにすぎなかった。それでも死者の親族の婦人たちは盛んに涙を流した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前))
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盛岡市の伝承
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