柏市ひばりが丘
どんな伝承か
柏市ひばりが丘の話。昭和四十九年十二月、父は長年の闘病生活を送っていた。十二月の大雪が降る午前二時頃、話者は床についた。うとうと眠りに入った頃、雪がシーンシーンと降る音が響き、玄関を叩く人の気配を感じた。あとで聞いた話では、おばの所でも父が亡くなる時に同じ体験をしたそうである。午前三時頃、ジープが雪をかき分けて病院から急を告げに来た。父はすでに亡くなったという。親しい人が亡くなるときは何か重圧感を得るものだ、と語っている。
原典より
当時小学校四年生だった息子の友人が肝臓の病気で入院していた。—— 現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。