般若心経の祈りで三日で治った黒目の奇病
どんな伝承か
巽直道氏が自らの研究を孔版刷りのパンフレットにして配り始めて一年目、それを読んだ三十七歳の婦人が人に連れられて訪ねてきた。婦人は黒目が移動するという珍しい目の病に苦しみ、医者からも見放され、どうせ治らないと思い込んでいた。巽氏は、治らないと諦めているから治らないのであり、気持ち次第で嘘のように治ると説いて、『般若心経』を話して聞かせ、祈って唱えた。すると三日で病は治ったという。巽氏はこの出来事から、祈りの持つ大きな力を改めて知ったとされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年))
『日本の四次元』は、鈴江淳也が昭和四十八年に著した超常現象の取材記である。幽霊の出る家や競馬場、古武士の怨念、守護霊、心霊写真、新幹線の四次元地帯、心霊治療、物品引き寄せ、てのひら療法、比婆山の怪獣やツチノコ、死後も占う易者犬などを、当事者を訪ねて聞いた話として記す。「幽霊と怨念の世界」から「動植物の驚異」まで六部に分け、あとがきで大陸書房刊『日本の奇談』『現代の怪奇』に続く第三弾と述べ、問い合わせ先を挙げる。