トップ > 岩手県の伝承 > 宮古市

田老の後清めに降りる仏

所在地岩手県宮古市田老
年代現代
登場扇田フミ神子
出典宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪

どんな伝承か

人が亡くなって七日目に、死の穢れを祓うための後清めが行われる。やり方は師匠の流派によって違い、田老町の扇田フミ神子の系統では次のように進む。まずゴマンギという木を火で燃やして炭のようにし、玄関先に埋めて魔除けとする。次に神棚に向かって「大神宮さまの本地」と「国掛け祭文」を読むと、阿弥陀様が降りてきてヒイミ降ろしがある。そのあとで古いホトケ様や新しいホトケ様が降りてくることもあり、後に残ったものが恋しくて後々を案じている、などと語るという。最後に神もホトケも帰し、家中を塩と豆で祓って清める。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史)

『宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪』は、宮古市の市史のうち、民俗編上巻の第四節「民間宗教者」と第五節「民間医療と俗信」を収めたものである。南部藩の宗門帳などの古文書から閉伊郡の山伏・神子・瞽女と里修験の成り立ちをたどり、イタコ・カミツキと呼ばれる巫女の系統、新宗教、民間薬、予兆・占い・まじない・禁忌を述べる。俗信の末尾には座敷童子・カッパ・キツネ・モウコ(幽霊)・オシラサマなどの話を、地区名を添えて箇条で並べる。

種別から探す

巫女魔除け

宮古市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪』の伝承