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死の淵で神から命をもらう

所在地岩手県宮古市崎山女遊戸
年代昭和初期(明治三六年生)
登場前川マツ、カミツキ
出典宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪

どんな伝承か

崎山の女遊戸に生まれた前川マツは明治三六年の生まれで、平成四年に亡くなった。二四歳で三人目の子を産んだ六日目に血がのぼり、髪の後ろから血が出た。葬式をしなければならないというほどになったとき、天から何かがそろそろと降りてきて、一万八千のお経が聞こえた。錦にくるんだ神様と数珠をもらったような気がして生き返り、神様から命をもらって生き返ったのだと思ったという。宮古一のカミサマに尋ねると、そういう生まれだ、神の道の生まれだから拝むようにと教えられ、たちまち判断をするようになった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史)

『宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪』は、宮古市の市史のうち、民俗編上巻の第四節「民間宗教者」と第五節「民間医療と俗信」を収めたものである。南部藩の宗門帳などの古文書から閉伊郡の山伏・神子・瞽女と里修験の成り立ちをたどり、イタコ・カミツキと呼ばれる巫女の系統、新宗教、民間薬、予兆・占い・まじない・禁忌を述べる。俗信の末尾には座敷童子・カッパ・キツネ・モウコ(幽霊)・オシラサマなどの話を、地区名を添えて箇条で並べる。

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