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秋の峰に穢れを焼く柴燈護摩

所在地山形県鶴岡市(羽黒山)
年代現代(近代まで続く行事)
登場修験者
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

羽黒の修験が秋の峰修行に際して行う柴燈護摩は、表には大日如来を本尊と立てているが、実は阿弥陀如来を真実の本尊としている。国土の平安と五穀の豊作を祈るとともに、亡き人のたましいにまつわる穢れを焼いて清め、長く解脱の楽しみを受けさせるための修法であると説く。死者を葬ったあと、墓のほとりで七日の間、夜ごとに火を焚く民俗と共通する信仰であり、ここに修験道と浄土信仰、また修験道と固有信仰が結びつく原因がある。法を修する者自身もこの法によって心の迷いと肉体の穢れを去り、生きながら神仏と同体になるという。これを即身即仏という。

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出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・平山敏治郎・堀一郎ほか・日本民俗学大系・昭和(民俗学))

『日本民俗学大系 第8巻 信仰と民俗』。原田敏明・池上廣正・平山敏治郎・堀一郎らによる十論考からなる日本民間信仰の総合的研究。原田敏明「総説」は信仰と民俗、宗教の起原(スペンサーらの学説・アニミズム)、村の信仰と都会の宗教、シャマニズムを論じる。池上廣正「霊と神の種類とあらわれ方」は神の種類(名社大社の祭る神・雑神)、神のあらわれ方、霊の種類(人霊・自然霊)・霊威、農と神・田植えの儀礼を扱う。

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