昭和神聖会と大政翼賛会の六年の符合
どんな伝承か
大本と日本の歴史のあいだに六年をへだてた符合が重なると説く著者は、昭和神聖会の旗揚げもその一つに挙げる。王仁三郎が昭和神聖会を結成したのは昭和九年七月二十二日で、ちょうど六年後の同じ日に第二次近衛内閣が発足した。しかもこの内閣は、昭和神聖会が発会式を開いたのと同じ九段の軍人会館で大政翼賛会の結成大会を開いている。王仁三郎が民間右翼の大物内田良平を副統管に据えたのに対し、翼賛会では統制派の東条英機が副総裁に任じられ、著者は民間と政府による右翼の組織化が六年の間隔で並んだと見る。
原典より
この近衛内閣は、昭和神聖会が旗あげしたのと同じ九段の軍人会館で大政翼賛会の結成大会を行なった。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。