三十一軒の呪われた村・本宮村
どんな伝承か
当時の綾部の本宮村は、一種の「呪われた村」であった。零細農民や職人、日雇いなどの棲む吹きだまりというべき場所で、三十一軒の家に、殺人・強盗殺人・贋札製造による終身刑が三人、泥棒が四人、博打打ちが三人おり、ほかに宮津の刑務所へ服役している者が約十人もいた。犯罪者が多いだけなら貧困から説明できるが、この村には尋常でない陰鬱な空気が漂っていた。婿をもらった夜に服毒自殺した娘、野壺の肥をとったのを責められ枕元に十両を置いて自殺した娘など、陰惨な自殺者が五人もいた。障害者も多く、出口ナオの養子入り先である出口家もこの例に漏れなかったという。
原典より
恋人と結婚できず婿をもらった夜に服毒自殺した娘、野壺の肥をとったのを責められて、枕元に十両の金をおいて自殺した娘など、陰惨きわまる自殺者が五人もいた。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。