紙屑拾いのナオの治病と金光教の接近
どんな伝承か
日清戦争の予言が的中して以来、ナオの周囲はめまぐるしく展開していた。ナオは紙屑拾いを続けながら、行く先々で病気を治したり透視能力を発揮したりし、次第に信者らしき集団が形成された。折しも丹波一帯で強力に布教していた金光教は、そんなナオを自分たちの教団に囲い込もうと使者を派遣してきた。金光教は幕末に岡山の農民・川手文治郎が開いた民衆宗教で、主宰神はやはり艮の金神であった。だがナオは、自分の神を正しく判定してくれる人物を待ち望んでおり、金光教の対応にはただちに失望した。
原典より
ナオはまだ紙屑拾いをつづけていたが、行く先で病気治療をしたり、透視能力を発揮したりするうちに、信者らしき集団が形成されてきた。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。