去った喜三郎をめぐりナオを叱る筆さき
どんな伝承か
喜三郎が綾部を去って四日目、ナオの筆さきに、ナオ自身の扱いをたしなめる言葉が出た。ナオのそばには本物の方が来ているのだから、訪ねてきた人を粗末にあしらってはならない、役員の足立は男であるし我も出るが、もうすぐ何事も分かる、という内容である。続けて、あの方はこの神が引き寄せたのであり、まことの人を西と東に分けて立て、金神がかかって御用をさせているのだとも記された。人間の目で相手を子供じみていると見たナオの判断を、神のほうが叱りつけた形であった。
原典より
あたかも、ナオの人間的判断を叱責するかのような神の言葉だった。—— 亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界(加藤正民・たま出版・心霊/予言) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界(加藤正民・たま出版・心霊/予言)
『亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界』は、「天下の浪士」を名のる加藤正民が、出口ナオと出口王仁三郎、教団大本の歩みを心霊の立場からたどった論考である。ナオの神がかりと筆さき、王仁三郎の出現と高熊山の修業、『霊界物語』の口述、二度の大本事件、晩年の陶芸と死までを、筆さきや関係者の証言を引いて述べる。全編を通じて二人に現れた霊流を「A」「B」と呼び、大本の出来事が後の国の出来事を先取りした「型」を論じる。