捨て値の土地売却とナオの墓の破却
どんな伝承か
第二次大本事件で当局は、大本関係八団体への解散命令とともに、本部・地方の全建造物を強制破却し、その費用まで教団に負担させた。土地建物も捨て値で処分させ、綾部の二万五千余坪は坪十四銭、亀岡の二万四千余坪は坪九銭という、当時の地価からかけ離れた値で町当局に売却登記させた。弁護費用まで枯渇させようという陰険な狙いであった。さらにその年の五月十一日には、開祖ナオの墓にも破却の命がくだり、特高課長は「衆人に頭を踏まさねば成仏できぬ大罪人、極悪人なり」と言い放って、みずから破却の指揮をとったという。
原典より
そのときの特高課長は、「衆人に頭を踏まさねば成仏できぬ大罪人、極悪人なり」と言い放ち、みずから破却の指揮をとった。—— 亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界(加藤正民・たま出版・心霊/予言) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界(加藤正民・たま出版・心霊/予言)
『亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界』は、「天下の浪士」を名のる加藤正民が、出口ナオと出口王仁三郎、教団大本の歩みを心霊の立場からたどった論考である。ナオの神がかりと筆さき、王仁三郎の出現と高熊山の修業、『霊界物語』の口述、二度の大本事件、晩年の陶芸と死までを、筆さきや関係者の証言を引いて述べる。全編を通じて二人に現れた霊流を「A」「B」と呼び、大本の出来事が後の国の出来事を先取りした「型」を論じる。