福姫を美女に変えた美人川
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どんな伝承か
炭焼藤太の妻となる福姫は、もとは醜い容貌を嘆いて日々を過ごしていた。あるとき神のお告げを受け、羽黒平の小川で顔を洗い化粧をしたところ、たちまち姿が変わって美しい女になったという。それより、その川を美人川と呼ぶようになった。福姫がそのとき歯黒筆を地面に挿しておくと、筆から根が出て杉の木に育った。人はこれを楊子杉と名づけ、あたりを歯黒平と呼ぶようになったと伝える。美しくなった福姫は炭焼藤太のもとへ嫁いだという。
原典より
昔炭焼藤太の妻福姫とてありしが元来醜婦にて常に悲観せり、一日お告げありて羽黒平の小川に洗面化粧せしところ忽ち化して美人となる。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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