12. 子取り
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どんな伝承か
宇佐神領のある村に住む貧しい百姓の作兵衛とおたつ夫婦には四つになる男の子がいた。ある夏の夕方、藪蚊に刺されて泣き止まない我が子に、おたつは『泣くと子取りに取らせるぞ』と繰り返し脅した。するとその時、床下から毛の生えた黒い手がにゅっと差し出され、驚いたおたつはとっさに手にしていた粟団子をその手につかませると、手はそれを握ってすっと引っ込んだという。おたつは気を失い、目覚めてから作兵衛にこの出来事を語ったが、作兵衛は貧乏のせいで幻を見たのだろうと取り合わなかった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大分県の民話 第2集(土屋北彦・大分県の民話・昭和期(推定))
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宇佐市の伝承
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