顔を隠して踊る女ばかりの盆踊
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どんな伝承か
旧暦盆の月夜、小子内の村では板橋の向こうから女の声が高く響き、曲り角の共同井戸の前の街道で盆踊が始まった。太鼓も笛もなく、踊るのは女ばかりで男は見物の役である。長く立って見ている者は輪の中から手を出されて引き込まれ、次の一巡りにはもう一心に踊っている。踊子はみな白い手拭で顔を隠し、帯も足袋も揃いの真白で、紺無地の前掛には今年から金紙で家の紋や船印を貼りつけたという。月がさすとその飾りが光り、楽器がなくとも踊は眼の音楽であった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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洋野町の伝承
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