離森の工場をのぞく笑う女
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どんな伝承か
離森の長者屋敷には数年前まで燐寸の軸木の工場があった。その小屋の戸口に、夜になると女がうかがい寄り、人を見てげたげたと笑う。淋しさに堪えられず、ついに工場は大字山口へ移された。その後、同じ山中に枕木を伐り出すため小屋を掛けた者があったが、夕方になると人夫がどこかへ迷い出て、帰ってから茫然としていることが度々あった。彼らは後に、女が来てどこかへ連れ出すのだ、帰ってから二日も三日も物を覚えていないと語った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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