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室町・若狭の八百歳の尼

所在地福井県小浜市
年代室町中頃(文安〜宝徳)
登場八百比丘尼
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

室町時代の中頃、若狭の国から年齢八百歳という尼が京都へ出てきたことがあったという。彼女は毎日多くの都の人々に拝まれ、源平の合戦や源義経・弁慶の行動などを、まるで見てきたかのように語ったので、聞く人はそれを疑うことができなかったと伝えられる。若狭本国の小浜のある神社には、今もこの尼が玉椿の花を手にした木像が安置されているという。この長寿の尼が京都を訪れたことは、臥雲日件録や康富記にも日記として記されており、文安から宝徳の頃のこととされている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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