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久兵衛にとうとう一年使われたじゅえむ

所在地千葉県市川市北方
年代伝承
登場印内の重右衛門、北方の久兵衛、語り手
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

北方の久兵衛という家に、印内のじゅえむどんが奉公していた。愚かなふりをしていたが実は利口すぎて、どの家でも使いこなせなかった。田を打ちに行けと言われて弁当を持たされると、まんがんを倒してそこに弁当を縛りつけ、昼寝をして耕さずに帰って来る。そんな調子でどこへ行っても一年分の給金を先に借りては暇を出され、給金をただ貰いにしてしまった。ただ北方の久兵衛だけは使うのが上手で、とうとう一年勤め通させたので、じゅえむは悔しいと泣いたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

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印内の重右衛門奉公人昼寝

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