トップ > 千葉県の伝承 > 市川市

弁当に働かせて昼寝した重右衛門と利口な婆さん

所在地千葉県市川市行徳
年代伝承
登場重右衛門
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

印内の重右衛門は、利口なことで知られる婆さんの家で畑仕事をしていた。ある日、弁当を提げて畑へ向かう途中、近所の者にそれだけ弁当があれば弁当が仕事をしてくれるとからかわれ、その言葉どおり鍬に弁当を掛けて一日昼寝をした。帰って婆さんに問われると、弁当は少しも働かなかったと答える。次に馬屋の掃除と草取りを言いつけられると、刈った草を馬に食わせすぎて腹を下させてしまい、婆さんから冗談と本気は自分の頭で見分けるものだと諭される。翌日に青草を刈らせると、良い草も悪い草も構わず刈ってきたが、馬に当たると言われてからは腹を下す草をより分けるようになったという。行徳で語られた話。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

種別から探す

印内の重右衛門頓智者弁当

市川市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『市川の伝承民話 第2集』の伝承