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庭田植えの日に氷を割って一畝うなった重右衛門

所在地千葉県市川市曽谷
年代伝承
登場印内の重右衛門、語り手、記録者
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

昔は田んぼも正月の十一日ごろから鍬を入れ、一鍬うなうのをまじないとした。これは農家における小正月の行事である「庭田植え」のことであろうと注が付いている。印内のじゅえむは、そうした時期には氷をぶっ欠きながらでも一畝ほどもうなって来たという。屁理屈で人を煙に巻く話の多いじゅえむだが、仕事は力があってしっかりやったらしいと語り伝えられている。

原典より

昔は田んぼだってお正月の十一日からそこらに、田うなうですよね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

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