⑥ お盆
どんな伝承か
曽谷の盆では、真菰で綯った縄をその年に出た青竹に張り、間に野菜の初物を供えた。この日の野菜は前もって目をつけておいた畑へ朝早く盗みに行くもので、取ってよいと村の中で公認されていた。おからで盆三が日の箸を作り、軒先や門先でおからを焚いて迎え火にした家もある。墓へ行くときは提灯を点けず、帰りに点けた。十三日早朝に迎え団子を仏前に供え、十四日は花と線香を持って墓参りし、日ごとに膳を替え、十五日の夕方に送り団子を供えて送った。
原典より
あぼひもって、まこもで作ったなわを、その年に出たま竹(青竹)はって、その間に、野菜なんかの初物をあげたんです。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。