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③ 貝殻層

所在地千葉県市川市曽谷
年代伝承
登場記録者
出典市川の伝承民話 第2集

どんな伝承か

曽谷では田の下に何尺もの厚さで貝殻の層がある。掘れば今でも出るが、土を埋めてしまったので今の人には分からない。少し脇へ寄れば海の砂のような砂ばかりで、塩気のために陸稲も里芋も作れなかった。話者は家を建てるとき、その貝殻を掘って来て一箇所に塗り込めたという。真菰の生えるあたりの下には青くねばる粘土層があり、貝殻の土との境目は、地質を知らぬ者には見分けがつかないと語った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))

『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。

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