① 宮久保坂の周辺
どんな伝承か
宮久保坂は、八幡様の祭りに行くのに通ったどろんこ道であった。まわりの家の腰高障子は泥をかぶって壁のようになっており、人々は下駄を脱いで裸足で歩いたという。当時は組合道と呼ばれ、後に県道に移管された私道のような道であったと富川静雄は語っている。
原典より
八幡さまのおまつりに行くのに通ったんですがね。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・1981年(昭和56年))
『市川の伝承民話 第2集』は、市川民話の会が昭和五十六年に発行した民話資料集である。千葉県市川市の曽谷・宮久保・下貝塚と行徳の古老から聞き取った、狐や狢に化かされた話、火の玉、伝説、昔話、唄、暮らしの禁忌や苦労話を、方言を残した語り口のまま記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部を地区別に並べて各話の末に話者と記録者を記し、巻末に語り手の紹介、話者と採訪者の名簿、採訪記、あとがきを付す。