主人をやり込める変わり者の噂
どんな伝承か
別の語り手も、子どもの頃にいんねえのじゅえむの逸話をよく聞いたと話す。向こうのほうに住んでいた変わり者で、たいそう頭がよく、仕えている主人をぺちゃんこにやり込めてしまう人だったという。ただ、どんな話だったかは今ではすっかり忘れてしまい、子ども心にずいぶん頭のいい人だと思ったことだけを覚えているとのことである。
原典より
いんねえのじゅえむどん(3)―三年使われて泣く4 いんねえのじゅえむどんIV 唄1 子守唄2 指遊び唄3 ぜんまいわらびは4 田植え唄5 盆踊り唄V 年中行事—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。