役場の古材で建った家と宿場町の面影
どんな伝承か
国道十四号の八幡十字路、文房具屋の隣で今は千葉銀行がある所には、かつて東葛飾郡八幡町の役場があった。話者の家は、その役場を壊した古材で建てたと聞いているという。隣の鬼越は村だったが、八幡は昔宿場町で大きな旅館もあり、北八幡郵便局の近くには関所跡らしいものもあったそうだ。駅前には明治天皇行幸の跡を示す碑も立つ。子供のころは家の前から富士山がよく見え、正月には水の引いた田で凧を揚げた。行徳の方へ向かう農道は奥ほど葦が茂って気味が悪く、江戸川の土手の方へ回ったという。
原典より
2 八幡川・衣川・境川3 職人のニンク(人工)4 コロッケは五銭5 付け火とセンリツ強盗平田2 平田の川3 舟のこと4 馬車—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。