稲荷木の地質
どんな伝承か
この辺りは千年ほど前には海だったといい、国府台で鯛を釣ったという話もよく聞くと當麻篤は語る。江戸川が洪水のたびに土砂を堆積させてできた土地なのだという。同じ肥料で同じ種を同じ日に蒔いても、北方の枝豆と稲荷木の枝豆では味が段違いで、市場でも値が大きく違った。田尻には瓦屋があったほどで、この辺りは粘土質の黒土である。周りが地盛りして低くなった畑には、印西から泥を買ってきて三尺ほど土を上げたという。化学肥料をやめて鶏糞を入れるとやはり味がよいと語る。
原典より
この辺なんかはね、千年位前には海だったっていうからね、この辺はさ。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。