稲荷木 9 ニシ
どんな伝承か
昔はあさりなど食べるものではないと思っていたと當麻篤は語る。貝で食べたのはせいぜいニシで、中がすこし赤いので赤ニシと呼んだ。巻き貝のニシである。赤ニシは蓋をぴちっと閉じて開かないので、けちん坊のことを「赤ニシ」と言った。財布の口を絶対に開けない者を「あの野郎、赤ニシだからだめだよ」と言ったという。そのニシやハマグリの話へと続いていく。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。