水撒き
どんな伝承か
掻き回しているうちに砂は真っ白に乾いてくる。乾いたら今度はコイタゴ(肥担桶)を担いで海水を汲みに行き、柄杓で汲んだ水を、田に肥しを撒く要領で霧がかかるように平均に撒く。一度にばさっとあければ叱られた。濡らしてはまた掻き回して干し、その作業を夕方まで繰り返す。真夏に日が照ると砂はかなり塩水を吸い込む。夕方になると、撒いた砂を四方から元の場所へ集めてくると山田良治は語る。
原典より
それで行ったり来たりね、こうあの行ったり来たりしてやってるとね、そのうちに時間がたつと、あのう砂がね乾いてくるんですよ、真っ白にね。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。