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留守居のおかみさまとみよせ団子

所在地千葉県館山市大神宮
年代伝承
登場おかみさま・荒神・蛭子
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

安房郡神戸村大字大神宮ノ内では、十月五日におかみさまへ赤飯を供え、七日にはおこうじんさまへ餅を供え、十日にはえびすさまへ頭や餅などの食物を供えて、里人が寄り集まり神を唱えて飲食を共にする。十月は諸神がみな出雲へ出かけてしまうが、おかみさま・おこうじんさま・蛭子様の三神だけは留守居をして守ってくださるからだという。おかみさまは水の神なので、御飯を供えるのが本式であるという。神々が出雲から還り、留守の間に旨い物でも食べていたかと問うと、おかみさまはみよせ団子を三つ食ったと答えたという口碑がある。みよせとは三つ連ねて串に刺した団子のことである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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