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憎まれ坊主を火に落とす長田の火祭

所在地千葉県館山市長田(山宮神社)
年代伝承
登場—
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

豊房村長田の山宮神社は事代主命を祀り大山祇命を合祀する社で、その祭礼にはかつて火祭の神事があった。当日は大きな火を焚き、篝火で神輿を繋いで神輿を振ったが、憎まれている坊主は火の中へ落とされることもあったという。火祭は長田だけでなく昔は各地にあり、土地の松の木を切ってきて薪を焼き、その炭火の上を駆け回るものだったと『房総志料』は伝える。今は神事の残る土地でも松を焼くことはないが、火祭の習慣はそれぞれの行事の中に残っているという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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火祭神輿篝火

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