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空襲の火中から一家を導いた三毛猫

所在地東京都八王子市本町
年代現代
登場守屋家、記録者(回答者)、体験者(空襲被災者)
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

東京都八王子市本町では、昭和二〇年八月二日の八王子空襲の際、守屋さん一家が火に取り囲まれてしまった。そのとき、家で飼っていた三毛猫がまるで一家を先導するかのように動き、家族はその猫の後についていくことで、燃え盛る火の中から無事に脱出することができたのだという。戦時中に猫が家族の命を救ったという体験として、回答者の菊地正(東京都在住)によって伝えられている話である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。

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