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七夕のポスターに写った青年

所在地宮城県仙台市
年代現代
登場勝又真紀子、報告者
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

夏まつりの七夕のポスターに幽霊が写っているという噂がとびかった。美しく飾られた七夕の下は身動きもとれない人波で、どこを見ても幽霊などいないように思える。友人と駅前のポスターの前に立って真面目にのぞきこむと、背中から血の引く思いがして、一点だけ青い炎を感じた。人々の押し合う中からポーッと抜き出て、肩から切れた青いTシャツの青年が寂しそうに写っているのである。二人は抱き合って震え、その場から逃げ出した。昨年の七夕にバイクの事故で亡くなった子だとの噂も広まり、ポスターは外されたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))

松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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