顔だけ白く写った修学旅行の写真
どんな伝承か
大正三年の春、小学六年生が仙台へ修学旅行に行き、記念写真を撮った。出来上がってみると、一人の女の子の顔だけがぼうっと白く写っていて不思議に思っていた。一年もたつうちに、その子は死んでしまった。それからは、写真がうすれて見えると気持ちの悪い知らせではないかと心配するようになったという。本当に自分の知っている話で、今でも不思議に思うと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))
松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。