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盥に伏せられた伯父の魂

所在地岩手県遠野市
年代現代
登場
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂
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どんな伝承か

遠野町役場に勤めている某の語った実話である。この人の伯父が大病で長く寝ていた頃、ある夜、家の土間に行きかかると、馬舎の口から火の魂がふらふらと入って来て、土間の中を低くゆるやかに飛び廻った。某は怪しんで箒であちこち追い廻し、そばにあった盥の下に追い伏せた。そこへ人が来て、伯父が危篤だからすぐ来てくれと言う。盥を開けてから出かけ、伯父の家に行くと、病人は一度息を引き取って今生き返ったところで、「今こいつの家に行ったら、箒で追い廻されたあげく頭から盥をかぶせられた。ああ苦しかった」と溜息をついたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))

松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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