田辺郵便局の楠と相次ぐ四人の病死
どんな伝承か
大正一三年に田辺郵便局の庁舎を新築した際、大工の棟梁と局の庶務課長、庶務主任、郵便課員の四人が、原因不明の病気で次々と病死した。これは、庁舎を建てるにあたって楠の枝を切り払うよう命じたり、実際に切り払ったりした人が、楠の神にたたられたのであろうと噂された。庁舎が完成した後も怪異が続き、宿直の者が毎夜のように霊夢に襲われたので、局の敷地内に弁財天を祀ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)