畑で独り笑う娘と山かがし
どんな伝承か
岩手県遠野市の話。数年前、栗橋村分の長根という部落で、ヒラクゾの某という若い娘が畑の草を取っていた。手を動かしながら、何が嬉しいのか一人で言葉を発しては笑っている。一緒に行った者が不審に思って気をつけて見ていると、柴のような物が娘の内股のあたりで頭を突き上げるように動いていた。それは山かがしであったので、人を呼び集めて打ち殺したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)