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観音が授けた捨て児の怪力

所在地岩手県花巻市高松(高松寺)
年代不明(伝承)
登場捨て児の宗元、トウセン坊、観音
出典東北怪談の旅
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どんな伝承か

奥州稗貫郡高松に高松寺があった。この寺に捨て児があり、白痴の娘が父親のわからぬ赤児を産んだので、その娘の児だろうと噂された。住職は頭を剃って宗元と名づけたが、読み書きは一つ覚えると一つ忘れた。ただ背丈が高く力があったので、住職は力持ちになって暮しを立てよと言い、宗元は観音堂に百日籠った。満願の夜が明ける頃、尊い観音が現れ、力がほしいという念願をかなえよう、だが悪には使うなと告げて、右腕に抱えた赤い毛毬を投げてよこした。目覚めた宗元は身体じゅうに力がみなぎるのを感じ、四股を踏むと足が土に一尺もめりこんだ。強さは村中に知れわたり、草相撲では肋骨を折られて死ぬ者も続出し、鬼元と呼ばれた。

原典より

二〇番 椿女……42三三番 姉妹沼:56九番 草鞋の怪・27二一番 せいろ・・・・・・・・43三四番 牛の首・・・・・・・58一〇番 ウワン・・・・28二二番 仙台ワラシ・・・・・・・・・44三五番 片眼魚………………5…—— 東北怪談の旅(山田野理夫・昭和49年(1974年)頃) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

東北怪談の旅(山田野理夫・昭和49年(1974年)頃)

東北怪談の旅(山田野理夫)/飢饉の非業の死と怨念/巫女(イタコ)の口寄せ/座敷童子・河童の怪/東北各地の幽霊伝承

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