重くなる赤児が化けた壁
どんな伝承か
文政のころ、貧しい家の女の子が七つ八つで仙台城下の商家へ子守に出された。赤児を一日じゅう背負い、お月さま神さまと始まる子守唄をうたって歩く。ある日、子守は赤児を背負ってぶらぶらしているうち、屋敷から遠くまで来てしまったことに気づき、日が落ちかけたのであわてて駆け出した。ところが背中の赤児がしだいに重くなり、ついに駆けられなくなった。重さに耐えかねて子守がひっくり返ると、赤児はいつのまにか大きな壁に化身していたという。
原典より
一三番常陸坊海尊 30二五番 竜の頭48三八番 職人女房 63三九番 蛙綿を着た娘・・・・・・64四一番旅籠の客………………………………69四二番 異国人の墓…………………………70四三番大蟹……………72四四番鬼婆………—— 東北怪談の旅(山田野理夫・昭和49年(1974年)頃) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東北怪談の旅(山田野理夫・昭和49年(1974年)頃)
東北怪談の旅(山田野理夫)/飢饉の非業の死と怨念/巫女(イタコ)の口寄せ/座敷童子・河童の怪/東北各地の幽霊伝承