穴へ落ちると叫んだ六歳の姉
どんな伝承か
大阪府吹田市に住むS・Mさんの姉は六歳で病死した。臨終の際の最後の言葉は「オ母チャン、捕マエテイテ。穴ヘオチル、オチル、捕マエテイテー」というものだったという。母はこのことを何度もS・Mさんに語り、人間は死ぬときに穴に吸い込まれるようになるらしいと話していた。
原典より
私の姉は六歳で病死したのですが、最後の言葉は、『オ母チャン、捕マエテイテ。穴ヘオチル、オチル、捕マエテイテー』といって死んだそうです。—— 臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション)
『臨死体験(立花隆)』は、立花隆が著したノンフィクションである。一九九一年三月放送のNHKスペシャルのための取材を出発点に、日本と欧米の体験者の証言、キュブラー・ロスやムーディら研究者への聞き取り、「文藝春秋」連載中に寄せられた体験談を収める。体外離脱、光の体験、文化による体験の差、感覚遮断や脳の仕組みを章ごとに論じ、末尾で現実体験説と脳内現象説を比べたうえで、著者は基本的に脳内現象説に立つと述べる。